運命の呼び声では朴念仁は目覚めない

『結城友奈は勇者である』が大好き。話が長い。

『鷲尾須美の章』と、ゴールドタワー

少し前になりますが、11月10日(土)にイオンシネマ宇多津にて行われた宇多津映画祭で結城友奈は勇者である ー鷲尾須美の章ー 第3部 「やくそく」』を観てきました。去年劇場で先行上映された時に私はまだ「ゆゆゆ」にハマっておらず、岡山県内での上映館が見当たらなかったこともあり、大スクリーンでのゆゆゆはこれが初めてとなりました。控え目に言って、最高でした…。
 
その他(うどん屋巡りをしたり)ゴールドタワーを訪れたりもしたので、今回はその日の出来事について書いていきたいと思います。

AM7:00 自宅を出発

朝から井戸水で行水をしていた須美ほどではありませんが、私も朝早くに行動するのが好きです。
これから朝陽が昇るという薄暗がりの中を、いつもとは違う方向へ車でひた走る。心が踊りますね。
目指すはイオンシネマ宇多津。映画の上映は午後4時からなのですが…

このツイートが気掛かりだったので「満席は有り得ないだろう」と思いながらも、早めにチケットを確保することに。瀬戸大橋からの眺めは天候にも恵まれ、すこぶる良好でした(一人車旅のためカメラは使えず。もっと早く出発して与島SAに降りても良かったかもですね)

AM8:00 映画館に到着

一時間ほどでイオンシネマ宇多津に到着!

先行上映の際に飾られていた須美の立看板、復活です!
 
人出はそれなりでしたが「わすゆ」を観に来た人か否かぐらいは雰囲気でわかります*1。「三十人くらいかな?」と思いながらチケットを購入すると…
残念、私の前に52人でした。擬態のお上手な方が多いですね*2
 
チケットを押さえ、「入場開始はPM3:25から」との事なので、それまでは自由時間。そして私を襲う空腹感(押韻)思えば私は朝から何も食べていませんでした…。
 
そう、朝食を抜いて四国に入る理由は一つ!(そんな事はない)
ここから私の第二のメインイベント、うどん屋巡りの旅」が始まったのですが、そちらについては機会があれば。
 
うどん屋5件を制覇!)

PM2:25 ゴールドタワー到着

長い「うどん屋巡りの旅」を終えて…帰って来ましたよ、宇多津!
映画館の入場までおよそ1時間。これは昇るしかありません!いざ、ゴールドタワーへ!
 
地上にはボウリングやカラオケ等の施設もあるようですが、今回は全スルーして*3…タワーに昇るだけですと入場料は756円(税込)。案内のまま通路を奥へと進んでタワー側のエントランスに到着すると、エレベーターのお出迎えです。そこから一気に展望台へと上昇するのですが、このゴールドタワー外壁がガラス張りとなっているため、外の景色の変化を楽しむことができます。私のように高所が苦手な人は「その時はその時だ」と諦めましょう(笑)
 
さて、展望台です。この展望台は三階構造になっていて、エレベーターを降りた時は最上階の三階にいることになります。下りのエレベーターがある一階までは階段を使って自由に移動することができるので、気に入った場所から眼下に広がる瀬戸内海や大橋や市街地の眺めを堪能されると良いでしょう。参考までに、各階の座席を掲載しておきますね。

三階

 
実にシンプルです。ワイヤレスキーボードと時間があれば、ここでブログの原稿を書くことも考えたでしょう。他に「恋人同士の名前を書いた南京錠を残しましょう」というスペースもありました。
 
窓ガラスにカップル名が刻まれてしまっている箇所もあったので、それを見かねて設置したのか、カップルが集まるからそのような暴挙に出る人まで来てしまったのか…謎は深まるばかりです(脱線)「くめゆ」で安芸先生が防人達を集めて伝達事項を伝えていた場所って、ここなんじゃないかと思います。ハートは撤去した上で(笑)

二階

一見、食堂風ですが自販機しかないです。「くめゆ」では、展望台は改築前のまま残されているとのことだったので、防人たちの憩いの場だったりするのかな…?などと想像が膨らみます*4

一階

…「一番良い椅子があるのは一階」ということで異論は無いでしょう(笑)あえて難点を述べるとすれば、「真実の口」を模したコインゲームの笑い声が付きまとうことくらいでしょうか(苦笑)また、ここでは絵馬を書き残すことができます。
 
合格祈願や、家族の健康を願う方がいる一方で、勇者部員の方の多さにビックリしました。中には『勇者の章』最終回放送前に書かれたものもあり、当時の切実な思いが蘇ってきました。
 
さて、楽しい時が経つのはあっという間で時計を見ると時刻は15:15!映画館の入場まで10分と迫っていました。
 
名残惜しいですが、再来を誓いつつ、私はゴールドタワーを後にしました。

15:25 再び映画館へ

映画館に入ると、ちょうど整理券番号1~100番のグループの入場を終えようとしている所でした。シアター入り口前では「わすゆ」組のお出迎えです!
 
100人中最後の入場だったのでシアター後方中央の席は押さえられていましたが、前方中央の方に座ることができました。長時間観るなら後方中央の安定感に勝るものはないでしょうが、短時間ならば前方中央での迫力も引けを取りません!
 
本編内容については、語り出すとキリがないので1シーンだけ。*5
 
今回語りたいのは、園子が須美の腕に自分のリボンを結わえるシーンについてです*6。「三人は友達だよ?ズッ友だよ?」と須美に語り掛ける場面ですね。満開の影響で記憶を失った須美、迫り来る未完成バーテックスの大群。こんな絶望的な状況でも、安芸先生に見込まれた「隊長」は毅然と決断を下します…失われた右目の視力、左腕の腕力、そして心臓。満開をこの先繰り返せば自分の体がどうなるか?想像力豊かな園子に分からないはずがありません。死なないと分かっていても、まともに動けなくなるかもしれないし、大好きな友達にも会いに行けず、覚えていてももらえないかもしれない…平静を装ってはいましたが、このぐらいの葛藤はあったことでしょう。そう考えると、須美に語り掛ける「ズッ友だよ?」や「後でまた会えるから」は、「自分に言い聞かせるため」のようにも思えてならないのです。結城友奈の章第8話で園子は須美(東郷さん)との再会を果たす訳ですが案の定、東郷さんは園子のことを覚えていません。それについては園子もある程度覚悟の上だったでしょう。しかし、リボンは大切なものだと、おぼろ気ながら覚えていた…!
 
「どれだけ嬉しかったことだろう?」
 
映画を観終えて瀬戸大橋を車で渡る帰り道、そんな事をふと想像してみると、涙が止まらなくなってしまいました(笑)
 
さて、長くなったこの小旅行記もそろそろ終わりのお時間です。
話は劇場に戻り、シアター内にエンディングテーマ『やくそく』が流れる中。私の頭の中では「最高だった!」「今日ここに来て本当に良かった!」「ありがとうイオンシネマ宇多津!」などの思いが渦巻いていました。
この気持ちを伝えたい…そんな事を考えている内に上映が終わり、照明が灯り始めた時のことでした。どこからともなく、客席から拍手が起こったのです。それに気づいた私も、迷うことなく拍手を送りました。「この作品は愛されてるなぁ…もっとここにいる人達と語り合いたいなぁ…」と名残を惜しみつつシアターを後にして、せめてもの感謝の印に、隣のイオン(「くめゆ」のイネス!)で買い物をしてから帰宅の途に着いたのでした。
 
 
 
P.S.
このような体験の場を提供してくださったイオンシネマ宇多津さんには、重ねてになりますが感謝の気持ちで一杯です。もし、いつかまたリバイバル上映を行うということになった暁には、必ず参加させて戴きます!
 
さらにP.S.
『プレシャスメモリーズ』でそのっち軸デッキを組んでみたくなりました!

*1:中には勇者部六ヶ条Tシャツを着たツワモノも!

*2:ちなみに私は「いかにも」の方だと思います。修行に励みます!

*3:フードコートに行きそびれました。次の機会には是非!

*4:「食事のために訓練場(地上の施設)からタワーに戻る」ともあったので、ここが食堂になった可能性が?

*5:いずれ各話数のガッシリした記事を書いてみたいです!…特に凄い考察がある訳でもないですが(汗)

*6:友奈ちゃん推しの私としては大スクリーンに投影された友奈ちゃんにも、もちろん大満足でした(笑)